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中国語で元宇宙
メタバースのことを中国語で元宇宙と書きます。宇宙に元という字を使っていることから、中国ではメタバースをインターネットにおけるベースという捉え方をしているのかもしれません。
中国の動き
中国がここにきてメタバース進出に向けた動きを活発化していること分かってきました。
ロイター通信によると、
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政府系の中国移動通信協会でメタバース産業委員会を率いるドゥ・チェンピン氏は「旧来の中国のインターネット事業は、まず発展し、その後規制されるという順序だった。メタバースのような産業は、発展と規制が同時進行するだろう」と語る。
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という記事が掲載されました。
この記事は、中国が元宇宙(メタバース)の発展と規制を同時に行いながら、巨大デジタル市場で主導権を握ることも視野に入れていることを示すものと言えるでしょう。
https://jp.reuters.com/article/china-metaverse-idJPKBN2K00AT
1億人を超える利用者
将来、メタバースの利用者は1億人以上になると予想されています。中国が積極的に参入することになれば、その利用者数も大幅に増えることが見込まれますので、既に、メタバースに参入している有名ブランド(グッチ、ナイキ、ルイ・ヴィトンなど)に中国資本が加わり、大きな波が起こる可能性が出てきました。

中国企業も相次いで特許申請
トップ6と呼ばれる中国IT大手のテンセント・ホールディングス(Tencent Holdings)、ファーウェイ(Huwawei)、アリババ・グループ(Alibaba Group)、バイドゥ(Baidu)、ネットイース(NetEase)、TikTokのバイトダンス(ByteDane)が、メタバース関連の特許を申請しています。
これらの大手IT企業による積極的な動きは今後も続く傾向にあります。
https://www.barrons.com/articles/china-metaverse-regulators-51646356278?tesla=y
中国当局の監視
中国の元宇宙(メタバース)熱がヒートアップしていることに対して、当局の監視の目が厳しさを増しています。メタバースの中で扱われるNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)が、暗号資産としての価値が急激に上がる傾向のため、投機目的での動きに対して当局が警戒感を抱いているのは確かなことです。
VR開発がキーになる
メタバースを体験するのに欠かせないのがVRヘッドセットです。現在一番人気となっているのがOculus Questで、Facebook Technologies,LLCが開発しました。次いで注目されているのがPimax Visionで、上海を拠点とするPrimax(小派科技)が開発。VRヘッドセット市場もメタバースの成長と共に大きくなるため、各社の開発競争が激化することが予想されます。
New Thinking
新しい時代に合った考え方で未来を自分の手に入れる。
